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2009年10月31日土曜日

人(ベトナム人)を信用しないベトナム人

 ベトナム人は家族以外のベトナム人を信用しないと何回も聞いていたが、最近それを身直にかんじる出来ごとがあった。

一つは、最近私は日本語の家庭教師を始めたのだが、その家庭教師を始める前に宿の学生に一応報告しなければと、経緯を話した時のことである。

学生たちは口々に「市場で働いているような、その女性は信用できません。」「危ないです。」「泥棒かも知れません、気をつけてください。」などと言うのである。
要は、自分たちが知らない人間は信用できないということなのである。

それでも、私のことなので、気をつけようということでスタートした。初日の日に、通訳を兼ねて1人の学生に”連絡先、学習目的”などを聞くのに立ち会ってもらったのだが、その日の夕食時に再度上記のような「信用できない」をみんなで連発するのである。1人の学生しか会っていないのに、あたかも自分も会ったような言い分で。「あの顔は信用できません。」まで言うのだからどうしようもない…。

私が感じるに、自分の縄張り以外の領域の人間は決して信用するなという様子である。

野生動物の自分たちの群れ以外の動物は危険であるという防衛本能に近いものを感じるのである。
(一方で、他人をすぐに信用してしまう日本人の方が以上なのかもしれないと思ったりもする。)

しかし、幾らそんなこと言われても、私は私の信ずるところで決めたことなので、家庭教師の方は継続している。
今のところ、何も問題は発生していない。

もう一つは、つい三日前の出来ごとである。
私が毎日通うカフェで、あるベトナム人の男性と会話をする必要性が出てきて、その男性はベトナム人女子学生を1人連れて来たのである。

その男性は私よりは5歳くらい年上だと言っていたが、それはともかく、一応会談が終わって翌日に再度会うことになった。

通訳だと言う女子学生は、実は通訳などは初めての経験で、まだ大学で日本語を勉強している身なのである。
私が大学で日本語を教えているということを知って、逆に日本語のことをあれこれと聞いてくるのである。

もちろん、通訳と言っても、ベトナム語から日本語の翻訳は危なっかしいもので、間違ってもそこは私の想像力でカバーするという状況であった。

それでも、一応その男性との会話は終了して帰途についた。

帰宅してから、一件のメッセージ文が携帯電話で届いた。
内容は「今日初めて会ったベトナム人男性は良い人か悪い人か分からないので、今日話した件は進めない方がいいでしょう。」という内容であった。

私は驚いた。その通訳の女子学生はそのベトナム人男性が頼んだのである。もちろん、二人は初対面だったが。

しかし、私も通訳の学生とは初対面なのである。
一方で、ベトナム人男性とは私は初対面ではない。カフェでよく会う常連である。と言っても、会話をすることはなく只お互いにコーヒーを飲む客だけである。

それが、ある件で、詳しい会話をする必要性が出て来て今回の経緯となったのである。

もちろん、私はその通訳女子学生の助言は無視して話を進めたのである。ことの性格上、大きく騙されることも起きそうも無いので…。

以上の二件の出来ごとに、私はベトナム人の発想の共通性を感じるのです。
「自分の知らない人間は信用できない、信用してはならない。」

この言葉が、親の遺言のように振る舞うのである。

そう言えば、前の宿に入居した時に、学生たちがしきりに、部屋の鍵をするように注意してくれた。同じ屋根の下に住んでいても他の部屋の人間は知らない人だからなのである。
ただ、それには訳もあって、その宿で携帯電話の盗難事件が発生していたらしいのであるが。

このベトナムで生き抜くには、学生たちのような警戒心は必要なのだろう。いつも行く市場で会うからと言って、良く気心も分からないベトナム人女性に日本語を勉強したいと言われて、嬉しくなってホイホイと引き受ける日本人は甘いのかもしれない。
その女性とは、市場で豆腐を売っている女性なのだが、学生に言わすと「市場の人間は信用できない。」となるのであるが。

疑いだしてもきりがないので、自分の感性を信じて行くしか無いと思っている。


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6 件のコメント:

旅人 さんのコメント...

お久しぶりです
ベトナム人は他人は絶対に信用しないですよね反対に親戚身内はどんな事あっても信用しますねそれなのに他人でも少し話すと気さくに話してくれる所が良いですね日本人とは少し違いますねベトナムに来て一ヶ月半になるのにベトナム語は単語も通じないから諦め気味ですフニョンの近くにベトナム語の教室も無いらしいのでどうしょうかと思っていますまだベトナムに来て日本人にも合った事が無い外食するにも言葉判らないと不便ですねいつも日本語出来る学生に囲まれて楽しそうでうらやましいです

Take さんのコメント...

お久しぶりです。
引っ越しパーティーの際たまたま友人に誘われてやってきた梶原です。みんな元気ですか??最近忙しくて遊べてないので寂しいです。
さっきたまたま先生のブログを発見したのでこれからちょくちょく読ませていただきます。

ベトナム人が他人を信用しないのすごい実感してます。僕が働いてるお店も新しいスタッフが来るたびに『あの人には気をつけなさい』とみんなが口をそろえて言ってくるのでうんざりします。これから一緒に働く同僚に対してよくそんなことを言えるなと。。。
その割に一週間もすればみんな仲良くやっているので不思議でしかたありません。

nihongoyaroo さんのコメント...

旅人さん
 コメントありがとうございます。
日本人は、もう親戚身内で助け合う精神は無くなったでしょう、また同じ日本人も信用などできないし…。
このベトナムはまだ親戚身内で助け合う精神はありますね。
昔の日本にはあったのですが40年でなくなってしまった。

nihongoyaroo さんのコメント...

Take さん

 こちらこそ、お久しぶりです。ははは!「あいつには気をつけろ」と言っている場面が目に浮かぶようです。

知らない人は信用するな」先祖代々教え込まれているような雰囲気です。自分が体験してるのではないので、いつか前にそう言っていた相手と仲良くなっている…。この人懐っこいところもベトナム人ですね。

タケさん、たまに遊びに来てください。

sho さんのコメント...

私もサイゴンで暮らしていたとき、週2回家の掃除と洗濯を向かいに住んでいた奥さんにお願いしていましたが、私が近所の人と立ち話をしただけで「あの人と口を利かないほうが良い」などと言われたのを思い出しました。
家を出るときは鍵をかけるだけにしていましたが、さらに鎖を扉に巻きつけてもうひとつ鍵をかけろとも言われました。そう言えば周囲の人はアリババだらけとも言ってましたね。
その時は他人をすぐに信用する日本人の私に気遣ってくれていると感謝していましたが・・・今となっては複雑な気持ちですね。

nihongoyaroo さんのコメント...

sho さん

 同じような体験をされてますね。
若い娘のあの愛嬌、笑顔の本音は何?と思ってしまいますね。