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2011年11月24日木曜日

ブータンへ行って見たくなった。

ブータンのワンチュク国王夫妻が来日して爽やかなブータン旋風を巻き起こして帰国した。いっぺんに私はブータンのファンになった。一度ブータンへ行って見たいと思ったのは私だけではないだろう。そして、下記の毎日新聞の社説にあるように、経済的には貧しいのに圧倒的な国民が幸せだと思っている現実。このベトナムに住んでいても、社説と同じように幸せとは何かを考えさせられる。日本のような人間を幸せにしない経済発展を、改めて考えてみよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー転載記事


社説:ブータン国王 問いかけられた幸せ

 さわやかな風が吹き抜けたような6日間だった。国賓として来日したブータンのワンチュク国王(31)とジェツン・ペマ王妃(21)が20日に帰国した。東日本大震災の被災地を訪れて鎮魂の祈りをささげ、各地の人々と交流した。

 いつも微笑を絶やさない夫妻の姿は鮮やかな印象を残した。各メディアは大きく取り上げ、久々の心温まるニュースに沸いた。国民のブータンへの関心も一挙に深まった。

 ブータンはヒマラヤ山脈に接し、中国とインドにはさまれた小国だ。九州と同じぐらいの面積で人口は約70万人。前国王の下で、近代化と民主化に取り組み、立憲君主制を基本にした国家建設を進めている。

 特筆すべきは前国王が提唱した国民総幸福量(GNH)という概念だろう。国民総生産(GNP)に対置されるもので、経済成長を過度に重視せず、伝統や自然に配慮し、健康や教育、文化の多様性、生活の水準やバランスを追求する考え方だ。ブータンの8割の人たちが信仰している仏教的な価値観が背景にある。

 現国王は06年に即位した。今年10月に結婚式を挙げたばかりの夫妻のしぐさや言葉からも、そんな国の理念が感じられた。死者への敬意、伝統文化の尊重、子供たちへの真剣な接し方、いつも相手の目を見て話す姿勢、少し高い位置で合わされる両手。一つ一つに、夫妻の心がにじむようだった。

 夫妻が自らの思いを伝える力も確かなものに感じた。二人とも英国などへの留学体験があるためか、文化的背景が異なる相手に対して、どう接すれば気持ちが伝わるのかをよく知っているように見受けられた。

 国会では「われわれブータン人は共にある」と連帯を訴え、被災地の福島県相馬市の市立桜丘小学校では、経験を積み重ねて強くなっていくことの大切さを語りかけた。相手に寄り添いながら、思いをきちんと届かせる態度が共感を呼んだ。

 日本とブータンは今年、外交樹立25周年になる。しかし、それ以前から国際交流が進められてきた。農業指導に尽力し、ブータンの最高称号を授与された故西岡京治さんはその代表だろう。

 一方、ブータンは国際会議で日本を支持する貴重な親日国だ。大震災では3月12日に国王主催の追悼式をし、同18日には義援金100万米ドルが寄付された。

 外務省によると、ブータンの1人当たりの国民総所得は2000ドル(約15万4000円)足らず。しかし、05年の国勢調査では国民の97%が「幸せ」と回答した。経済成長を経た私たちに必要なものは何なのか。夫妻から、幸福とは何かと問いかけられた。

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